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■米景気期待を背景とした円安
日経平均は昨年7月戻り高値に接近。日経平均は上昇。15日には一時10158.74円と昨年7月戻り高値(10207.91円)が射程内に入った。米国では雇用関連指標の改善がみられるなか、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明では、米経済は穏やかに拡大し続けていることが示された。

■銀行とハイテク株の動向がカギを握る
強いトレンドが継続するとなれば景気敏感セクターや金融関連への物色が継続。こう着となれば出遅れ感が目立つ内需系への見直し。また、期末接近で配当志向の物色が最終段階に。そのほか、昨年11月安値からの上昇率では景気敏感セクターのなかで、日経平均をアンダーパフォームしているハイテク株の動向に注目。銀行とハイテク株が動意付くようなら、日経平均の震災前回復は期待できそうだ。

■米住宅関連の指標に注目
今後は祝日を挟むため手掛けづらくなり、高値レベルでのこう着となる可能性がある。また、期末接近によって機関投資家は一段と動きづらくなろう。そのため海外勢の需給が大きく影響を与えるとみられ、インデックス売買によるコア銘柄の動向が日経平均の方向性を左右させよう。